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2023.10.16

モノリスコーポレーション社長交代の真相。

2023年10月、モノリスコーポレーションは社長を交代し、次世代の経営者の育成をスタートしました。

32歳で社長に就任した松本は、10年間、川村工業の幹部として一級左官技能士、職長として現場を牽引してきた存在です。
川村社長の推薦もあり、経営者への挑戦です。

その松本を支えるのは三銃士とも呼べる、3人の熟練者たち。
「技術」「営業」そして「安全と人」。異なる分野の熟練者たちがサポートします。

人手不足、後継者不在、廃業と、中小企業ではどこもかしこもそんな話題で持ちきりです。

今年に入ってからは
「協力会社の左官屋が廃業してしまった」
「左官屋がおらず現場が進まない」
という相談がモノリスグループや左官の窓口にも頻繁に届くようになりました。

今回どのような考えによって、我々が社長交代の決断をしたのか。
川村工業代表取締役の川村との対談インタビューです。

建設業界で後継者不在に頭を抱える経営者の方々へ、ぜひ一つのケースとしてご覧いただけますと幸いです。

衝撃!突如の社長交代に左官・土間工事業界が沸く!

インタビュアー
川村さん、突然の社長交代の知らせには衝撃が走りました・・・。
正直シビレました。

こんな決断ができる会社、そうそうないと思います。
どういった考えで決断されたのかぜひ教えてください。

川村
これはうちらのビジョンだけど、本当にカッコいいのって「若い人がどんどん前に出ていける環境」をつくることだと思っているんだ。

そのためには若いうちに経験させてあげることが重要。もう”成り上がり社長”という時代じゃない。継承のバトンは早く渡していくべき時代になった。

年配者からフレッシュな若手にポジションを委ねていくわけです。

インタビュアー
でも「社長」なんて、成り上がってきた人たちばかりじゃないですか?
川村
その日本の常識を覆していくんだ!

いまの20代、30代の人々は、うちらの時代とは育った環境が違うんだから。我々のように一匹狼で傷だらけになって戦い続けなくたって、丁寧なトレーニングを積み重ねていけば大谷翔平は生み出せるのさ。

環境が整っていて、適切なトレーニングプログラムがあれば、
真面目で冷静に仕事ができる若い人たちのほうが、我々なんかよりスゴい経営者になってしまうんじゃないかとさえ思っているくらいだよ。

成り上がり社長の武勇伝は聞き飽きた!?時代は「社長教育プログラム」だ

インタビュアー
これは私個人の疑問なのですが、
いま色んなニュースやメディアで「後継者不足」って言われてるじゃないですか?
これ、「不足」っていう言葉を一方的に使われていることに疑問を感じます。

世間一般的に不足していますというニュースの表現なのでしょうけれど…
それなら「後継者を育ててこなかった、あるいは育てられなかった会社が沢山あります」って書いてほしいです。

中小企業で次の経営者がどこからともなくスーパースターのように現れることなんてないのですから、そこには絶対的に「育成」が必要なはずで…
一方的に「不在」とか「不足」とか言われると、育成してこなかった責任が転嫁されているように聞こえるんです。

川村
それがまさに成り上がり社長と、それ以降の人々との
価値観の違いの表れなんだと思うよ。

我々世代の経営者って、よく自分の武勇伝を語るんだよね。

みんな揃って不良でさ(笑)中卒、暴走族だったとか、壮絶で貧しくて苦労したけど、這い上がって今がある、っていうお決まりの自叙伝。
王道のストーリーで、そんな苦労話をされても誰もツッコミが入れられない。

いまは十分すぎるほど情報があって、安く便利なツールも沢山あって、博打を打たなくても稼げるようになれる時代なんだから、響かないよね!

「経営は勝つか負けるかの勝負だ!」
「社長はリスクを取って大変なんだ!」
「今の若いやつは…」とか、そんなことばかり言ってたら、ただ口を開けて待ってるのと同じことだと思う。

そんな環境では若い人たちは出る杭にもならないし、なりたがらない。やりたくないと感じるでしょう。

と、まぁ、そんなシチュエーションが後継者不足という言葉によって表現されているんじゃないかな?

インタビュアー
なるほど。

川村
うちらは荒れ果てた土壌でたまたま1つの実になったかもしれないけれど、同じ実を育てるなら温室で育てたほうがもっと質の優れた実が育つかもしれない。

そうして育つプログラムができれば、再現性も高い。

インタビュアー
モノリスコーポレーションの社長の交代、社長育成というは若い人の価値観に合わせて複合的に考えた結論だったわけですね!

「老害」にはなりたくない。若者の踏み出す一歩をともに。

川村
でもそんなに難しくせずに一番シンプルな理由は、自分が歳を取る前に、まだ動けるうちに一緒になってやっていけるからなんだ。
今ならあちこち移動もできるし、喋れるし。

色んな失敗を経験して、だんだんやることが分かってきて、そうして一緒に動いている間に気がついたら社長の仕事ができるようになってた、っていうのが良いのかなと。
やってみないとわからないことだらけなんだ。社長の仕事なんて。

やってみることで1になって、1がわかって10を知れるから。

インタビュアー
その環境はすごい安心ですね。
川村
リーダーって、だいたい尖ってる人がやってきた。
でも開拓していく人間と、継承していく人間って求められる素質は違うと思うんだ。

事業承継はそんなに簡単じゃないってことは、もう自分自身が経験してきたからね。

オリジナルを生み出していくよりも、既につくられた組織を引き継いで運営していける人間のほうが凄いと思うから、そんなに鋭く尖らなくたって、教われる環境があればできる!ということが証明できたら良いなと。

「そんなに大変なことじゃない、簡単なんだよ」って、若い人の背中を押してあげたいっていうかさ。

インタビュアー
おおお。
本当に色んな社長さんに届けたいですね。このお話。

そして、言い換えれば、
モノリスグループには社長教育してもらえるチャンスがある!とも言えますよね。

川村
そうだね!そういう魅力が若い人に伝わっていってくれたら嬉しいね。

事業承継も「問題、問題」って建設業界そればっかりみんな言ってるけど、問題なんだったらそこに取り組まないと解決しないからね。
同調圧力の中でいつまでも同じことしかしないなんて、退屈だよ。

若き社長を支えるベテラン勢。技術・営業・人のプロフェッショナル。

インタビュアー
松本さんを背後でサポートする取締役の方々についても教えてください。

川村


まず取締役 技術開発部長の仲松。一級左官技能士、日本床施工技術研究協議会の理事も兼任しています。
再振動機能付き液体散布機「メクレーン」の開発者であり、NETIS登録された土間施工の手順書「KL工法」をつくり上げた人物でもある。

川村


そして取締役 安全管理責任者には、一級左官技能士、職人からの信頼の厚い友寄。
30年一緒に働いているけれど、人の面倒見が良く当たり前のことをきちんと教えられる人。安全の管理と、人の手配などをしています。

川村


営業部門には取締役 営業部長の竹内。
20年以上、土間施工の営業をやってきた人物。いま関西方面への営業にも注力しています。

インタビュアー
今後、時期が来たらぜひ社長のメッセージをインタビューしていきましょう!
新鋭モノリスコーポレーションのこれからの進化が楽しみです!!

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    その他当社の経営環境、社会情勢の変化や情報技術の進歩等に対応した個人情報保護を実現するため、個人情報保護活動を定期に見直し、継続的な改善に努めます。

    モノリスコーポレーション株式会社

    代表取締役 松本透

    〒252-0206

    相模原市中央区淵野辺3-10-5

    TEL:042-851-4077

    Email:info@monolith-c.co.jp