NETIS 登録
KL工法

機械式特殊プラスチック鏝を用いた床版コンクリート打設面の仕上げ方法

ISSUE問題

               

土間施工の品質をいかに均一にするか

               

生コンを扱う土間施工の仕上がりは、これまで熟練職人の感覚に頼る側面が強く、品質が安定しなかった。はっきりとした手順書が無く、技術が属人化していることが原因であった。

「誰が施工しても均一に仕上がること」が、コスト削減にも繋がると考え、プロセスの全てを数値化。またその正当性を担保するため国土交通省が認定する新技術情報システム「NETIS」への登録に挑んだ。

SOLUTION解決

               

表面強度と防水性が向上、焼付の無い白く明るい床

               

コンクリートには目視で確認できない微細なひび割れや空隙が発生しており、そこから雨水等が内部へ侵入すると、コンクリート中に膨張圧や鉄筋の錆が発生し、劣化の原因となっていた。

これまでコンクリート上部に防水層を施工することで対策がなされてきたが、耐久性の向上にはコンクリート自体の防水性を高める必要があった。

KL工法は特許を取得した特殊プラスチック鏝(モノリスプラ鏝)を用い、コンクリート表面を焼き付かせることなく十分に加圧する。コンクリート表層部が緊密となり、光沢が出るとともに、表面強度及び防水性が向上。

物流倉庫が求める、白く明るい快適な床を実現。

RESULT結果

               

NETIS認定、国が認める公的な基準に

               

透水試験・不陸測定・防水層付着試験・圧縮強度・耐凍害性試験を経てNETISに認定。

継承が難しかった施工技術の基盤が完成したことで、仕上がりのばらつきが改善、施工品質の安定性が向上し高評価を獲得。橋梁床版工事のコンクリート打設にも採用。

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